朝７時前、シャルル・ド・ゴール空港到着。
アニータさんのメガネは、後ろの人が拾ってくれました。
良かった！
乗務員さんにも報告。
そして、お別れであります。
「勇気あるニッポン人、お気をつけて！」
あはは！
パリ迄何で出るか決めていない事と、
２２日の待ち合わせ場所も決まっていない事を話したからであろう。
「じゃっ、気をつけて！」
各々席を後にしました。
降りてすぐの所でパスポートチェックがありました。
なんでだろう？
灰皿を見つけたのでちょっと一服。。
ふぅ〜
なんか全然人が減らない。。
入国審査に時間がかかる様子。
入国カードは置いてないようでした。
ありゃりゃ
EUの人達はとっとと居なくなってしまった。
アジア系の人はいっぱい質問されてるなぁ。。
ホテルのバウチャー迄提示させられてる。
どうしよう。。ドキドキ
アニータさんもあんなに質問されたのかな？
僕の番になった、
入国カードも無いまま窓口に向かいました。
「ボンジュール」
係のお姉さんは、僕のパスポートを観るなりシャキッと座り直して、
「コニチワ！」
僕も「こんにちは」と、笑顔で返しました。
何も質問されず判をポン！と押されて、
「サヨウナラ」と言われた。
「オ ボワール！(^_^)/
すごい！日本人で良かった。
ヨーロッパに来る度によく思う事である。
さて、荷物荷物。。。
「こうちゃん！」（実際には名字）と、声をかけられた。
「へ？」こんな所で知り合い？
アニータさんだった。（そりゃそうだわさ）
荷物、全然出てこないそうだ。
あんなに入国に時間かかったのに。
さっきの入国審査の質問とか教えてくれた。
アニータさんはパリで働いてた事があるんだって、
今回は、その時の友達（日本人とフランス人）の結婚式だそうです。
「見てて！」
「OK！」
彼女の荷物が出て来たらしい。
荷物を手にした彼女、ほんとにお別れだ。
「気をつけてね、御機嫌よう！」
それから１０分位して僕の荷物が出て来た。
やっと入国だ！
そして、出口でも何もなく外へ。。。
これで、よく荷物無くならないなぁと思う。
さて、喫煙所喫煙所！！
一服しながらガイドに目を通す。
どれでパリに行こうかな！
トイレにも寄った。
そして、もう一服と思い建物の外に出たら目の前にアニータさんが居た。
あっ！「あなた、良く会うね！」
フランスの友達を紹介された。
昨夜はどうだった？こんなんなって寝てなかった？みたいな話をしたと思う。
英語だったのでよくわからないけどゼスチャーがそんなだった。
あはは！
彼女は友人に大きな荷物を渡すと、
「私、パリに行きます。あなたを連れて来て？…つれて？…」
あっ、「連れてってくれるの？」
「はい」
「うれしいです。あなたが居ると心強い！」
彼女はちょっと考えてから笑顔になりました。
通じたかな？？
彼女に甘える事にしました。
二人でリムジンバスの乗り場を探した。
あっちに行けばこっちと言われ、こっちに来ればあっちと言われ、
振り回されちゃった。
乗り場らしき所に女性が一人居た。
アニータさんはフランス語で話しかけたが、二人の会話はすぐに英語に変わった。
二人でフランス人の悪口を言ってる様子。。。意見が合ったみたい。
こわ〜い
そのお姉さんも、２年前に茨城県の”ひたちなか市”に行った事があると言っていた。
そして、覚えた日本語を僕に教えてくれた。
「ヒタチイナカ」だって。
あはは！(^m^)
バスが着ました。
乗る時に運転手さんに質問された。
僕が「ウイ」と言うと、アニータさんが「Non!」
何やら運転手さんに説明してくれた。
どうやら終点と経由点とは値段が違うらしい。
私達、姉弟みたいでした。。
道中、彼女と色々お話し出来た。
北京語はそのうち二つに別れるだろうと言っていた。
台湾も複雑なのだろう。
中国人て怒ってるみたいでしょう？
うん
彼女にもそう聞こえるんだって。
二人はリヨン駅でバスを降り、地下鉄へ
窓口で”ビエ”（バスと地下鉄共通の切符）も買ってくれた。
地下鉄の乗り方も教えてくれた。
地下鉄は、終点の駅名が表示されてるって。
やっぱりお姉さんみたい。
きっと、日本人にも昔こんな頼もしい人が居て、根気強く頑張ったから、
今、僕は日本のパスポートで色々助かっているのだろう。
他のアジアの人も、アニータさんみたいに頑張ってる人が増えれば、
そのうち入国に時間がかからなくなっていくのだろうなぁ。。
と、思いました。
人生の先輩達に敬意を表します。
ナシオン駅でお別れ。
サンキューソーマーチ！
シェイシェイ
再見！
袖振り合うも他生の縁。。どころではない。
アニータさん、どうもありがとう。
この御恩は一生大切にします。
一人クリシー駅に向かう地下鉄２号線の中、
少し寂しかった。