72系統のバスで、セーヌ川沿いを見物する事にしました。
しばらく行くと金色のう○ちみたいな像が目に入りました。
あ〜っ!!!
次のバス停で降りて、観に行きました。
そうです。
ダイアナ妃の事故現場のトンネルでした。
今は花束とか置けないそうです。
僕の中の女神様。
自由の女神の持っているたいまつの火がずっと灯っています。
パナッシェ飲みたくなっちゃった。
パパラッチへ行こうっと!
近くのバス停から、
80系統のバスでクリシーに向かいました。
運転手はお姉さんでした。
しかも、2連結バス!
かっこいい!
途中のバス停で車椅子の方が居ました。
バスは、縦列駐車の時の様に路肩に寄り直し、
路肩側のサスのエアーを抜いて行きました。
シュー、シューっと、バスの路肩側が低くなって行って路肩と同じ高さになりました。
そして、車椅子の方はバリアフリーで乗車出来ました。
すごい!文明の利器は役に立っています。
作業中に後のバスに追付かれちゃったけど、文句を言う人など一人も居ませんでした。
新しいバスには車内に電光掲示板があってバス停の表示がでます。
バスで移動する様になって、パリがとても身近になった気がしました。
クリシーでバスを降りてパパラッチへ!
おやじは居ませんでしたが、カウンターのお兄さんは覚えていてくれました。
まぁ、東洋人も少ないものね!
パナッシェBig!シルブプレ!
18時くらいだったでしょうか?
でも、お日様は上の方に。。
夕暮れ迄にはまだまだのようです。
パナッシェを飲み干して、ホテルに一回帰る事にしました。
シャワー浴びて、洗濯迄しちゃった!
20:30ぐらいにホテルを出てバス停へ行きました。
まだ夕日も出ていません。
ナイトツアーが無い訳だ!
バス停近くでガイドを見ている東洋人が3人いました。
ガイドには「パリ」とカタカナで書いてありました。
「お困りですか?」と、声をかけました。
ちょっとびっくりした様子(そりゃそうだわさ)でしたが、女の子が話してくれました。
ホテルがわからないのだそうです。
僕も、自分のガイドを出して見たもののわかりませんでした。
そうだ!と思い「お母さん達はわりと優しいから聞いてみよう!」
と言い、近くに居たマダムにホテルの住所を見せました。
快く教えてもらえました。
「メルシー!」
(6年前にフランスの別の街で僕がクスクス屋さんを探している時に、
マダムが気にして声をかけてくれた事があったんです。)
マダムと学生は地元の面白い所を知っている。
どこの国も一緒ですね!
「では、良い旅を!」
と、その人たちと別れました。
そうか、世界陸上(パリ)は明後日からだもんなぁ。。
さて、30系統のバスで凱旋門に向かいました。
夕日が奇麗に空を染め出しました。
しばらくぼーっと眺めていました。
日本を出る前に、灰かむり婆さんに「是非シャンゼリゼの夜景を観て来なさい!」
と言われたのと、つーちゃんに「セーヌ川の最終便でクルージングするといいよ!」
と言われたのを思い出しました。
シャンゼリゼ通りをコンコルド広場に向かって歩き出しました。
街灯も点き出しました。
わぁ奇麗!
高い所と低い所と2段でライトアップなんだ!
へぇ〜へぇ〜!!
そのまま、セーヌ川の方に行きました。
船着き場迄は行けませんでした。
でも、船ごとに色違いでライトアップしてたり、
エッフェル塔もライトアップしてたり、
一人で観るには勿体無い!
う〜ん。。
…今日で最後の夜だった。
おやじにさよなら言いに行こう。
バス停を探してると、昼間乗った所に出ました。
80系統のバスでクリシーへ!
夜はまた景色が違うね!
パパラッチに着くとおやじがいた。
ビールを頼みました。
相変わらずお客さんはまばらです。
おやじが寄って来て、僕の灰皿をみて「ア〜 ア〜 ボロボロ(ボラボラ?)」と言って、タバコの数をかぞえ出した。
「ワン、トゥー、スリー、4、5、6、7、8、9、…」
(^_^; 吸い過ぎだって言いたいのね?
僕は、「トゥディ イズ ラストナイト イン パリス」と言った、
次はどこ行くんだ?と聞かれた。
「ベルギー!」
「飛行機?TGV?」
「TGV」
「パリは楽しかったかい?」
「もちろん(^-^)」
「スペシャルメニューはないの?」
「何が食べたい?」
「う〜ん。。」
「スパゲッティボロネーズはどう?」
「シルブプレ!」
単語だけでも会話になるもんですね!
しかも、ほとんど僕はジャングリッシュなのに。
ふふふ。
出て来たボロネーズは美味しかった(^Q^)
だいたいこっちではうどんの様なぶよぶよの事が多いのに。
「セ・ボン!」
調子に乗ってワインも頼んでしまいました。
もうちょっと居たいなぁ。
でも。。。
「ラディッスィオン、シルブプレ!」
(会計して下さい)
20.70ユーロでした。
50ユーロ出したら、他に持ってないのかって言われました。
20ユーロ札と小銭を探していたら、
おやじは、20ユーロ札だけを取って、
「OK!ノープロブレム」って、
端数をおまけしてくれました。
額は大した額ではないけれど、その気持ちがとても嬉しかった。
僕がこの街に受け入れられた様な錯覚を覚えました。
「サンキューソーマーチ!」
と、言うと「ドモ アリガト」って、
あはは!
「どうもありがとう!」
僕は、おやじに50円玉をあげました。
「イッツ ア グッドラックコイン」
「オボワー!」
わーい!
うれしいなぁ〜
そしてぐっすり寝たのでした。